訪問販売で契約させられた商品をクーリングオフした際の体験記です  
 
訪問販売業者がやってきてから契約まで
2008年5月の土曜日のことです。
夕方ひとりで家にいると玄関のインターホンがなりました。
インターホン越しに出ると、
「マンションの水道の配管のメンテナンスにまわっています」
と男性が言いました。
管理会社からそんな連絡あったかなと思いつつもドアを開けるとスーツを着た男性が軽くメンテナンスの説明をし、キッチンの下を見せてくださいと言いました。
メンテナンスであればしょうがないので男性を部屋に入れてキッチンの下を見てもらいました。

5分くらい見た後で、
「配管にさびが出ていて、おそらく内側もさびが出ているはずです。交換が必要になってくると思います。」
と言われ、
「少し説明させていただいてよろしいですか」
と言うので座って話を聞くことに。

よくわからない用語を並べて話をしていたので上の空で聞いていましたが、途中から
「配管の交換のついでにこの活水器を取り付ければ水に含まれる塩素や鉄分が取り除かれるのですごく安心ですよ」
と、配管以外の商品を進めてきました。
いやいや、そんなものを買うつもりはない、しかもここは賃貸だしと言っても、かなりしつこく粘ってきます。
月々5000円程度だし、引越しても使えますと。
1時間以上もこんな話をしていると、まあいいかという気になってしまい契約書をかいてしまいました。
60回のクレジット契約です。

クーリングオフをする
業者が帰ってからしばらく嫌な気分のまま契約書を眺めていました。
契約書に「クーリングオフ(契約の撤回)に関する説明」という欄があり、そこには「この書面を受け取ってから8日以内であればクーリングオフをすることができます」と書いてあります。
クーリングオフという言葉は聞いたことはありましたが詳しくはわからなかったので ネットで調べました。出ていた情報としては
・訪問販売で契約した商品はクーリングオフできる
・クーリングオフは期限内でなければならない(訪問販売は8日以内。)
・電話ではなく必ず書面で
ここまで調べたときにはもう気持ちは固まっていました。
契約書にクーリングオフのハガキの書き方とあて先が書いてあります。ただ、ネットで見るとハガキよりも内容証明郵便が確実との記載が多かったです。簡易書留でも可なのでとにかく送った・届いたの証拠が残る形でとあります。
内容証明は敷居が高すぎるように感じたので簡易書留で送ることにしました。
契約書の記載どおりの書式でA4の紙に書き、封筒に入れました。

翌日、郵便局へ行き簡易書留で発送しました。

クーリングオフ後
業者がまたくることは想像できましたが、来ても居留守を使うつもりでした。
簡易書留を発送してから3日後、業者から電話がかかってきました。
「クーリングオフを承りました。残念です」
思っていたよりもはるかにあっさりでした。
契約をしてからこの電話まで大げさではなく生きた心地がしなかったので全身の力が抜けるような感じでした。

クーリングオフ

行政書士や司法書士がクーリングオフについての相談にのってくれて手続きもしてくれるサービスもあるようです。料金は1万円ちょっとくらいからありました。
ネットで見ていると自分でできるという意見があり、契約書にも書いてあるんだから、今回は自分で郵便を出しました。
ただ、上でも書いたように数日間の生きた心地がしないほどの不安を考えれば1万円ちょっとで安心できるのであれば行政書士などに相談した方が良かったかもとも思っています。

AAAクーリングオフはクーリングオフの無料相談と代行手続きが行えるサイトです。

運営サイト
住民票移動ガイドがん保険&医療保険がん保険の給付金ガイドAflacアフラック

関連ニュース
通販商品のクーリングオフ 8日以内でも適用不可能な場合も
NEWSポストセブン 2011.12.4

“茶のしずく”消費者庁対応せず
NHK 2011.11.16

業務停止:執拗勧誘で中村区のエステに 県、3カ月命じる
毎日新聞 2011.10.26

2013.7.12

 
 
  Copyright © 2012 coolingoff.aikotoba.jp All Rights Reserved.